更新日 : 2023年08月31日
柳久保小麦の栽培は、嘉永3(1850)年、現在の東久留米市柳窪の住人、奥住又右衛門氏が旅先から持ち帰った一穂から始まったと伝えられています。
この小麦からは、香りのよい良質の粉ができ、うどんにすると非常においしく、また麦わらが家屋のわら屋根にも利用された重要な品種でした。
しかし、この良質な小麦の生産も、戦時中の食糧増産のなかで、収量が少なく、倒れやすいなど、量産が困難との理由から姿を消し幻の小麦となってしまいました。
昭和の終わりに、又右衛門のご子孫に当たる奥住和夫氏が、茨城県にある農林水産省生物資源研究所に保存されていた種300粒を譲り受け、栽培し見事復活させました。
そして、増産のため市内の農家の方々の協力を受け、これを特産品とすることができました。
現在この小麦を原料としたうどん・焼き菓子・パン・かりんとうが市内のお店で販売されています。
問合せ先
東久留米市産業政策課
電話番号:042-470-7743
たまろくめぐり
PDF・Word・Excelなどのファイルを閲覧するには、ソフトウェアが必要な場合があります。詳細は「ファイルの閲覧方法」を確認してください。