更新日 : 2023年09月02日
東久留米市は、武蔵野台地でも湧水の多いところとして知られてきました。市内には落合川や黒目川が東西に流れ、落合川が黒目川と合流する手前の下谷橋付近では、一日5万トンの流量になります。
周囲には豊かな林が広がり、水辺には、カワセミやハクセキレイ、カルガモや、絶滅危惧種のホトケドジョウも生息しています。
市民が花や水鳥を眺めながら川沿いを散策したり、子どもたちが水遊びをする風景は、ここでは当たり前のものとなっています。
「落合川と南沢湧水群」は、2008年6月、環境省の「平成の名水百選」に都内で唯一選定されました。
この選定は、地域住民や関係者、関係団体の皆さんによる水環境保全への地道な取り組みが結実したものです。今後も、多くの方のご理解とご協力を得ながら、かけがえのない川と湧水を守っていきたいと願っています。
写真提供:小松原昌男氏
南沢湧水群・南沢緑地保全地域(南沢三丁目)
東久留米市の中央に位置する南沢地域の落合川は、豊かな湧水で一日に約1万トンの流量があります。
南沢緑地保全地域にある沢頭(さがしら)湧水の清らかな流れは、東久留米市のシンボルであり、多くの市民によってその環境が守られています。
2003年には、「南沢緑地」として「東京の名水57選」に選ばれています。
湧水は、隣接する東京都水道局南沢給水所で浄水とブレンドされ、地元に給水されています。
周囲の豊かな林は、「南沢緑地保全地域」として、東京都保全地域に指定されています。都立六仙公園や、崖線沿いの南沢緑地公園も近くにあります。
南沢緑地保全地域
アクセス
南沢緑地保全地域
東久留米駅西口から徒歩20分
南沢氷川神社
南沢氷川神社は、前後を川に囲まれた高台に位置しており、古くから湧水の守護神として祀られてきました。
南沢氷川神社
南沢水辺公園
南沢氷川神社の向かい側で、落合川の川沿いにあり、南沢湧水からの流れ(沢頭流)との合流地点につながっています。南沢水辺公園は、市民の手によって整備を進めた市民参加型の公園です。
多聞寺
多聞寺は、真言宗智山派の寺院で、鎌倉時代の創建と伝えられます。東久留米七福神の一つです。
落合川いこいの水辺
落合川河畔の遊歩道沿いでは、四季折々に植物が楽しめ、水辺にはカモ類など野鳥の姿も見られます。いこいの水辺付近は川との境にフェンスがないため、直接水と親しむことができ、子どもたちの遊び場になっています。
落合川いこいの水辺
落合川いこいの水辺
落合川に生息する小動物
アクセス
落合川いこいの水辺
東久留米駅西口から徒歩10分
竹林公園(南沢一丁目)
落合川の崖線沿いに孟宗竹がうっそうと生い茂り、遊歩道が整備されています。手入れの行き届いた園内は、静寂そのもの。風にそよぐ竹の葉の音と鳥の声だけが、かすかに耳をくすぐります。
竹林公園は、「新東京百景」の一つです。公園の一角の湧水は、「東京の名水57選」に選ばれています。
近くの自由学園は、昭和初期の建物が「東京都選定歴史的建造物」に登録されています。
夏でも涼しい竹林公園
アクセス
竹林公園
東久留米駅西口から徒歩12分
たまろくめぐり
散歩コース
周辺案内図
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