更新日 : 2023年02月01日
清瀬駅から、歩いて10分ほど行くと、通称病院街通りの南側に、「結核療養所」として知られていた独立行政法人国立病院機構東京病院(旧名称:国立療養所東京病院)があります。
人々の心の安らぎの場として親しまれているのが、病院の敷地の一角につくられた「桜の園」です。約50本の桜の木が、春になるといっせいにツボミを開き、空が見えなくなるほど、ピンク色におおわれます。遊歩道には花びらでできたピンクの絨毯が、桜の園を通り抜ける人を癒してくれます。
アカマツ林に囲まれた東京病院の広い敷地は、病気療養に専念する場としてふさわしい環境です。都会の病院で感じるような、騒々しさやよそよそしさはここにはありません。
桜の園と隣り合って、日本で唯一の社会福祉の専門家養成をめざす単科大学、日本社会事業大学があります。
1999年4月に渋谷から移転してきたこの大学は、周囲の豊かな自然と、いくつもの病院との調和を崩すことのないシルバーグレーの校舎が、好感を与えます。緑と造形的な彫刻でまとめられた中庭では、学生たちが楽しく語り合う姿が見られます。
病気の人をやさしくいたわり、希望あふれる若者を育む、そんな暖かな街の一面が見られる場所です。
日本社会事業大学竹丘キャンパスのアガペ像
所在地
清瀬市竹丘三丁目
アクセス
西武池袋線清瀬駅南口から久米川駅行きバスで5分、東京病院北下車すぐ
その他
散策自由。清瀬10景のひとつ
たまろくめぐり
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