更新日 : 2024年12月10日
八国山は、なだらかに広がる狭山丘陵の東端に位置しています。
標高90メートルほどの山で、頂上から上野・下野・常陸・安房・相模・駿河・信濃・甲斐の八国の山々が見渡せたことから、この名がついたといわれます。
八国山周辺の史跡
八国山は、新田義貞が「久米川の戦い」で陣を張った場所とされます。尾根の東側には「将軍塚」が残され、麓には久米川古戦場跡の碑があります。
鎌倉街道に近く、付近には、新田義貞の鎌倉攻めに関係する元弘の板碑などの板碑保存館のある徳蔵寺や、ケヤキとカヤの巨樹のある梅岩寺があります。
東村山ふるさと歴史館では、古代の東山道、中世の鎌倉街道を軸に、東村山の歴史を展示しています。
将軍塚
久米川古戦場跡と八国山緑地
アクセス
将軍塚
西武新宿線東村山駅西口から徒歩25分
たまろくめぐり
散歩コース
八国山緑地
1970年代の宅地化の中で、1977年に「八国山緑地」として都市計画緑地とされ、1990年に都立八国山緑地が開園しました。
狭山丘陵の東側で、東西1500メートル、南北300メートルほどの広さがあり、尾根道が楽しめます。園内全体がコナラやクヌギ等の雑木林になっており、さまざまな野鳥や昆虫が見られます。
都立八国山緑地の尾根道
アクセス
都立八国山緑地
- 西武西武園線西武園駅から徒歩5分
- 西武多摩湖線多摩湖駅から徒歩12分
八国山緑地周辺のみどころ
北山公園と正福寺
南側の麓の北山公園は、狭山丘陵を背景に、多摩湖からの北川が流れ、菖蒲田が広がります。初夏にはハナショウブが咲き乱れ、菖蒲まつりが開かれます。
北山公園の近くには、都内に二つある国宝建築物のひとつである正福寺地蔵堂があります。
北山公園のハナショウブ
北山公園と都立八国山緑地
下宅部遺跡
北山公園から北川を西に遡ると、下宅部遺跡(しもやけべいせき)があります。
縄文時代後期・晩期から奈良・平安時代の遺構が発見されており、一部が「下宅部遺跡はっけんのもり」として保存されています。
出土した資料は、近くの八国山たいけんの里で保存・展示しています。
アクセス
北山公園
- 西武新宿線東村山駅から徒歩20分
- 西武多摩湖線多摩湖駅から徒歩12分
たまろくめぐり
散歩コース
東村山駅周辺のみどころ
東村山駅西口
東村山駅西口から徒歩1分の東村山市民ステーション「サンパルネ」2階には、東村山市産業・観光案内コーナーがあり、市内の情報が入手できます。
産業・観光案内コーナー
東村山駅東口
東村山駅東口には、東村山市名誉市民の志村けんさんが植樹した「志村けんの木」があります。
付近には、2021年6月に等身大の銅像が建立されました。
たまろくめぐり
周辺案内図
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