更新日 : 2023年02月24日
昔むかし、目の不自由なびわ法師が目の病をなおす薬師さまの話を聞き、野塩にある円福寺の薬師堂を訪れました。
びわ法師は何日も薬師堂にこもり、目が見えるようにと熱心に念仏をとなえました。そして満願(神様にお祈りする日にちが、決められた日数になった最後の日のこと。)の日、いつものように念仏をとなえ、おそるおそる目をあけると、光りかがやく薬師様の姿がはっきりと見えるようになっていました。
夢かと思い外に出てみると、あざやかな緑の松の木が見えたのです。
びわ法師はあまりのうれしさに大事なびわを松の枝にかけたまま旅立ってしまいました。それ以来、人々はこの松を「びわかけの松」というようになったということです。
円福寺にはこのお話のほかに、くろくわ和尚 のお話も残っています。
(参考:清瀬市郷土博物館叢書)
円福寺にある薬師堂
薬師堂のそばには石碑も
たまろくめぐり
関連リンク
PDF・Word・Excelなどのファイルを閲覧するには、ソフトウェアが必要な場合があります。詳細は「ファイルの閲覧方法」を確認してください。