更新日 : 2023年02月24日
東久留米市旧小山地区の昔話です。
(省略)
小山の郷土芸能についてお聞かせ下さい。
- 神楽は、あちこちから頼れてやりましたね。神明山へ行ったり大和方面にも行きましたよ。一晩じゃあやりきれないほどあるんだから。
- 一番盛大にやったのは、東久留米駅の開通式(大正4年)だね。
- あの時に貰った幕まだしまってありますよ。
- 小山の囃子は、都内へ2個所から3個所行ってますね。椎名町へも行ってますよ。うちは神田流儀ですからね。
- 飯能の天覧山で大会があったねえ。お囃子の。
- あれは、汽車から電車にかわった時(大正11年)だったね。あの時の旗もまだありますよ。
小山の主な郷土芸能は囃子と神楽ですが、そのほかに万作がありますね。
- あざの兄いれんじゅう(連中)15、6人が集まって棒打ち(麦打ち)が終わると、若けいから一杯飲む、飲むと今日は万作やんべいじゃないかってことで、れんじゅう寄るとよく万作をやったもんです。みんな案外うまくやってね。わしゃあその時分おべえて(覚えて)こういうものに熱中するようになっちゃったですよ。早くひけりゃあ(仕事が終れば)そういう踊りを見にね。
- なかなかみな芸達者でね。小山の古老はほとんどカッポレいきますよ。
- 若手でも、イッちゃん、ギイちゃんはやりますね。
昭和51年5月29日 (土曜日) 小山生活改善センターにて
出典: 久留米の昔話を聞く合本復刻版 (編集・発行: 東久留米市教育委員会)
たまろくめぐり
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